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じゅにぼもーそー劇場 その3
ここからは第二幕です。

内容は隠します。
≪二幕一場≫

 帰路の途中、橋のたもとまできた真田は、青い顔をした男を見かけます。帰りを急ごうとするのですが、ついついその男が気になる真田。様子を観察していると、男が川へ身投げをしようとします。
 慌てて止める真田。力が入り、男を投げ飛ばすような形になると、男が「危ないじゃないですか。怪我をしたらどうするのですか」と文句を言ってきます。これには真田もびっくり。お前さん、何を言うんだい。お前さんこそ、今身投げをしようとしていたじゃないか。身投げしたら死んじまって、怪我どころの騒ぎじゃないよと呆れて言い返すのでした。
 しかし、男は納得がいかない様子で、そうだ、私は死ななくてはならないんだとまた川に向かって歩き出します。せっかく助けたのに目の前で死なれたとあっちゃ真田も困ります。身投げは駄目だ、身投げさせてくださいと押し問答をしているうちに男はしくしくと泣き出してしまうのでした。

 泣きながら男が言うには、自分は和泉屋の手代照である。今日は旦那様に頼まれて今年の掛け金をお得意様のところへいただきにお使いに出た。お金はすぐにいただけたのだが、碁に誘われ、私も嫌いではないほうだからお相手をさせてもらっていた。ふと外を見るともう日が落ちている。お使いの途中であったことを思い出し、長居を詫びて相手先を出、急いでお店に向かっていると橋のところで変な男に出くわした。私が右に行こうとすると右に、左に行こうとすると左に、まるで私の邪魔をするように通路をあけてくれない。むりやり通り抜けようとすると男がどんっと自分にぶつかってきて自分はこてんとひっくり返ってしまった。「なんだ、あの男は」と立ち上がり、はたと思い当たって懐に手を入れると先ほどいただいたお金がなくなっている。四方をくまなく探したが、お金は見当たらない。私はもう小僧でもなし、旦那様に死んでお詫びをするしかないと。

 真田はこの話を聞いてははぁと合点がいきます。そして、照にそりゃ今はやりの盗人だ。ぶつかって相手が倒れた隙にお金を奪って、仲間に渡し、何食わぬ顔で通り過ぎるというもんさ。お前さん、いっぱいお金を持っているような顔をして歩いていたんじゃないのかい。そういう輩は隙がある人間を標的にする。お前さんに隙があったから盗まれたんだよと。
 照も盗まれたかもしれないと身投げを決意したのですが、この説明を聞いてあまりの自分の馬鹿さ加減にがっくりと肩を落とすのでした。

 真田のほうも、こりゃ厄介なことに首を突っ込んじまったわいと後悔しますが、放っておくわけにもいきません。打開策として、お前の親兄弟に話をして、一緒に旦那様に謝ってみてはどうだろうか、そして一生懸命に働いて返すからとお願いしてみてはどうだろうかと提案します。しかし、照は、馬鹿なことを言っちゃいけません。私は奉公人の身の上です。まだ年季も明けちゃおりません。お金を返し終わるのにどんだけかかるかわからないじゃありませんか。確かに親兄弟がいれば頼むこともできましょう。しかし私は生涯孤独な身。親も兄弟もおりません、と自分の身の上を話すのでした。
 そして照は、生涯孤独な自分がちゃんと生きていけるように旦那様は私にとてもよくしてくれました。いずれはのれんを分けてあげようとまで言ってくださいます。そのためにも道を外すようなことはするなときつく申しつけられております。もちろん、自分も旦那様の信頼を裏切らないように今まで生きてきました。しかし、今回の一件で私が道を外してお金をその返済につかったと思われるのは必至。それを避けるためにも、自分が死んでお詫びをするしかないのです、と悲壮な決意を語るのでした。

 ここまで死なねばならないと言われて真田は困惑してしまいます。でも、命の無駄遣いをだまって見過ごすわけにもいきません。なぁ、本当に死ぬよりほかに方法はないのかい? いったいいくら盗まれたんだいと照に尋ねます。
 掛け金は五十両であること、そして、旦那様のためにも自分が死ぬよりほかにもう方法がないと重ねて照は真田に言います。
 真田は金額を聞いてびっくり仰天。今自分が持っているお金と同額ではありませんか。お金を照に渡せば照の命は助かるが自分は年を越せないし翔太も身売りしなければならない、お金のことを黙っていれば自分は年を越せ、翔太も取り戻せるが照は命を失う。究極の選択に苦しむ真田。どちらも大事なことです。

 真田は迷った末、もう一度照に質問をします。なぁ、本当に死ぬしかないのかいと。照の答えも変わりません。お金が盗まれた今死ぬよりほかに旦那様にお詫びする方法はありませんと真田には力強く感じる声で返されるのでした。
 そこで、真田は「なぁ、もしもしもだよ、お金が天から降ってきたりして五十両が戻ってきたらお前さんは死ななくていいのかい」と尋ねます。照は突拍子もない質問に少し驚きますが、しばし考え、えぇ、五十両が無事に手に入るのでしたら私はそのお金を旦那様にお渡しすることができるのですから、なにも死ぬ必要はありませんと答えるのでした。尚も真田は、本当にお金が返ってきたのなら死なないのだな。そのお金ともに身を投げはしないなと確認します。照も困惑しつつも、お金さえ返ってきたら身を投げはしないと返答するのでした。

 真田はこの返答によしと納得しますが、さて五十両をどうしたもんかとまだ決めかねています。人の命は尊いもの。しかし、このお金は翔太が自分のために身を売ろうとしてまでして作ってくれた尊いお金。このお金を渡したら年を越せず、翔太も女郎になるしかないのです。さてどうするどうするとうろうろ歩きながら悩む真田を尻目に、照は決意を再度固めて身投げをしようとします。
 あっと気づき、再度照と止める真田。「これ、またないか」と照をぐっと押しとどめ、翔太がいる角海老のほうへ五十両を忍ばせた腹に手をやり、すまないと手を合わせてから、照に向きなおります。なぁ、本当にお金がないのかもう一度確かめてみろ。腹に入れたお金が背中に回っているかもしれないし、と再度身体中を捜させます。そして、「やっ、ここにあるじゃないか」と袂を触ります。そして、翔太の身請け代五十両を入れた手拭いを照の目の前に出してみせます。
 照にとっては見覚えのない手拭い。これは私のではありませんと突っぱねますが、ここに五十両あるからと真田は無理やり照に持たせます。照は、真田が自分をからかっているものと思い、これは私のではありませんからと返そうとして、ついには押し問答になってしまいますが、体格で勝っている真田が照をなぎ倒し、この五十両はくれてやると言って、走り去ろうとします。

 倒されて脳震盪を起こしてしまった照。起き上がらない照を少し離れたところから真田は観察し、くれぐれもお金を持って身投げはするなと言霊を飛ばし、帰路を急ぐのでした。

 少したって、意識が回復した照は、周りを見渡しても自分しかいないことを確認します。えらい目にあったと視線を落とすとそこには真田の手拭いが落ちています。それをぐっと握りしめ、「あんな貧しい身なりをして五十両なんて金を持っているものかい。からかいやがって。」とふろしきに八つ当たりをしてふろしきを殴ります。何度も何度も叩いていると手拭いの中に何かが入っているような気がします。まさかと思いながらも手拭いを開けてみると…、なんとそこには五十両の塊が。あぁと天を仰ぐ照。だまされたと思ったのに本当に自分に五十両を恵んでくれたのかと真田の懐の広さに感謝するのでした。

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Author:アカネ
いちごほっぺのおーじさまこと渡辺翔太くんを応援している昭和生まれな残念な大人。

しょーたくんをはじめ、平成イケメソBOYSの成長をジャンルを問わずに見守り中のはずが、このブログではほとんどしょーたくんしか名前があがらない残念っぷり。


関東在住。 典型的なB型人間。

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